メディア日誌 2024年8月

◆ニッポン放送は1日、人工知能(AI)で音声を英語にして番組を配信すると発表した。ポッドキャスト番組「TOKYO MUSIC LAB 〜今日から話せる音楽雑学〜」で2人のパーソナリティーの声を英語に変換し、リスナーは番組を聞く際に日本語と英語どちらかを選べる。話者の声色をほとんど変えずに英語にできるのが特徴だ。(8月1日)


◆パリ五輪の大会期間中に公式スポンサー企業が関東で放映したテレビCM回数が2021年の東京大会から半減したことがわかった。日本選手団が海外開催で過去最多のメダルを獲得するなど連日熱戦が繰り広げられたが、放映した企業数も3分の1程度にとどまった。(8月15日)


◆テレビ番組配信サービス「TVer(ティーバー)」を運営するTVer(東京・港)は15日、7月の月間動画再生回数が四億八千万回を超えて過去最高だったと発表した。7月26日に開会したパリ五輪の関連コンテンツのほか、フジテレビのドラマ「海のはじまり」などが再生回数を押し上げた。(8月15日)


◆無料のBS放送局「BSJapanext(ジャパネクスト)」を運営する通販大手ジャパネットのグループ会社は22日、来年からチャンネル名を「BS10」に変更し、リモコンのBS10のチャンネルボタンで視聴できるようになると発表した。2025年1月からの実施を予定しているという。(8月22日)


◆NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで中国籍の外部スタッフが、沖縄県・尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にはない発言をした問題で、NHKは26日、発言を巡ってNHK総合で5分間にわたり経緯などを説明し、「極めて深刻な事態であり、深くおわび申し上げます」と視聴者に謝罪した。(8月26日)


◆NHKは、改正放送法で放送と同じ「必須業務」となるインターネット業務の予算上限を事実上、撤廃する方針を27日明らかにした。(8月28日)