メディア日誌 2024年5月

◆米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、ソニーグループが米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントと共同で、米映画・テレビ大手パラマウント・グローバルに260億ドル(約4兆円)規模の買収案を提示したと報じた。(5月2日)


◆群馬テレビは1日、地方テレビ局の経営状況が厳しくなる中、ジャーナリストの鈴木哲夫氏ら有識者による第三者委員会の初会合を開き、8月までに経営改革構想をまとめると決めた。武井和夫前社長は「ニュースなんか一つも流さなくていい」と発言するなど、過度の経費削減と頻繁な人事異動で労組と対立し、2023年12月に解職されていた。(5月1日)


◆NHKにインターネット業務を「必須業務」として義務づける放送法改正案が7日、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。同法案では、受信者の契約の公平性を保つため、コンテンツの内容と費用負担について、放送とネットで原則同一とする。今国会で成立すれば2025年春以降に適用される見通しとなる。(5月7日)


◆TBSテレビは13日、米ブルームバーグと経済・金融分野のニュース配信などで提携すると発表した。共同ブランドの新たな経済ニュースサービスを2024年秋から提供する予定。地上波のニュースに加えて、独自の記事や動画を制作し、ブルームバーグのコンテンツと共に配信する。経済分野の報道を手厚くする狙いだ。(5月13日)


◆文部科学省は21日までに、中教審特別部会がまとめた教員確保策を巡り、公立学校教員の給与体系を「“定額働かせ放題”ともいわれる枠組み」と報道したNHKに対し、矢野和彦初等中等教育局長名で「中教審の議論の内容に触れない一面的な報道」だと抗議する文書を出し、ホームページに掲載した。(5月21日)


◆日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、2023年度に著作物使用料を最も多く分配した国内作品は人気音楽ユニットYOASOBIの「アイドル」だったと発表した。ビルボードのグローバルチャート(米国除く)で日本語曲として初の1位を獲得するなど、世界中で親しまれ、音楽配信やカラオケで広く支持された。(5月22日)


◆テレビ東京は28日、昨年3月28日に放送した「激録・警察密着24時!!」で不適切な内容が複数あったとして、公式サイトなどで謝罪した。(5月28日)