メディア日誌 2024年3月

◆テレビ東京は6日、系列局のテレビ北海道(札幌市)、テレビせとうち(岡山市北区)と合同で放送システムを遠隔監視する実証実験を始めると発表した。テレビ北海道が開発したシステムを活用する。テレ東がテレビ北海道とテレビせとうちの放送状況を同時に監視できるかを検証し、業務効率化につなげる。(3月6日)


◆毎日放送(大阪市)は6日、和歌山県沖での番組ロケ中に遊漁船が揺れ40代スタッフが、全治2カ月の腰椎(ようつい)圧迫骨折と診断されたと発表した。事故の直後、社員のディレクターが海上保安庁に乗船人数を実際より少なく偽って報告していたことも明らかにした。(3月7日)


◆優れた科学技術映像を推薦する「科学技術映像祭」の文部科学大臣賞に、BSテレビ東京が2023年10月4日に放送した「居間からサイエンス 〜地球誕生の謎に迫る!地下2600キロの大発見」が選ばれた。同賞の研究・技術開発部門で受賞した。BSテレ東の番組の受賞は10年ぶり。(3月11日)


◆NHK経営委員会は12日、任期満了で2月末に退任した前経営委員長森下俊三氏(78)の後任に、野村ホールディングス名誉顧問の古賀信行氏(73)を選出した。委員長代行は弁護士の榊原一夫氏(65)が選任された。(3月12日)


◆世界平和統一家庭連合(旧統一教会)がテレビ番組で名誉を毀損されたとして、出演した紀藤正樹弁護士と、番組を放送した読売テレビに計2200万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(堂薗幹一郎裁判長)は13日、請求を棄却した。(3月13日)


◆日本テレビ系で放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなった問題で、日本テレビの石沢顕社長は25日の会見で、ドラマ制作の経緯を調べる特別調査の内容を5月にも公表することを明らかにした。(3月25日)


◆NHKは26日、能登半島地震を受けて、衛星放送の空きチャンネルを使って、金沢放送局が石川県域向けの放送を継続するため、総務大臣に認定の申請をしたと発表した。(3月26日)


◆一般社団法人「日本アニメフィルム文化連盟」(東京)は27日、アニメ業界で働く人の半数が月225時間以上の長時間労働をしているとする、働き方に関するアンケート結果を発表した。厚生労働省の2023年の調査では、パートタイムではない労働者の平均は月163.5時間で、同連盟はアニメ業界の労働時間は「非常に長く、異常ともいえる」としている。(3月27日)