メディア日誌 2023年9月

◆日本ジャーナリスト会議(JCJ)は6日、優れたジャーナリズム活動に贈るJCJ大賞に2023年は、政治と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関わりを長年取材してきたジャーナリスト鈴木エイトさんの著書を選んだと発表した。 (9月6日)


◆実業家の堀江貴文氏らが、福岡県を放送エリアとするラジオ局「CROSS FM」(クロスFM、北九州市)の全株式を取得することが分かった。クロスFMは「9月中旬から下旬頃に記者会見を開いて説明する」としている。(9月6日)


◆東北六県のテレビ朝日系列6局(ABA青森朝日放送、IAT岩手朝日テレビ、khb東日本放送、AAB秋田朝日放送、YTS山形テレビ、KFB福島放送)が、共同で各局の番組をネット配信するサービスを始める。ネットでの動画配信が急拡大する中、地方局がタッグを組んで配信し、テレビ視聴者以外のファン層の拡大を図る。(9月14日)


◆フジテレビは、映画制作などを手がける米スカイバウンドエンターテインメントと提携する。共同でドラマやアニメ、ウェブコミックなどを制作し、フジテレビの動画配信サービス「FOD」で配信したり、スカイバウンドが世界に配給したりする。両社がそれぞれ制作する作品の輸出入も促進する。
(9月14日)


◆ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)の性加害問題を巡り、民放連の遠藤龍之介会長は21日の定例記者会見で「今回の事案のような人権侵害は許されない。重大な人権侵害という認識を、民放をはじめとしたメディアが持てなかったのは事実で、反省しなければならない」との見解を示した。     (9月21日)


◆日本テレビは21日、スタジオジブリの株式を取得して10月6日付で子会社化すると発表した。両社が21日の取締役会で決議した。日テレが議決権の42・3%を所有する筆頭株主となり、役員を派遣してスタジオジブリの経営をサポートする方針。(9月21日)


◆MBSラジオ(大阪市北区)は9月25日、定例の改編会見で、50年続く朝の生放送番組「ありがとう浜村淳です」(月~土曜朝8時、関西ローカル)の平日の放送を、来年3月末で終了すると発表した。土曜の放送は続ける。(9月25日)


◆全米脚本家組合(WGA)を構成する主要二団体は26日、待遇改善を求めて5月から実施しているストライキを27日に終えると宣言。WGAは24日、動画配信サービス普及に伴う待遇改善を求め交渉していた制作会社側と暫定合意に達していた。(9月27日)


◆NHKのインターネット業務を放送と並ぶ「必須業務」に格上げする案を巡る意見公募に対し、日本民間放送連盟は29日、放送番組以外の文字ニュースなどのネット配信について「拡大解釈の余地のないよう、より明確に限定すべきと考える」などと求める意見を提出したことを発表した。(9月29日)