メディア日誌 2023年6月

◆朝日新聞社と朝日放送(ABC)テレビは5日、両社が運営する高校野球総合情報サイト「バーチャル高校野球」で第105回全国選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の地方大会全試合を無料でライブ配信する、と発表した。全試合を配信するのは2015のサービス開始以来初めてとなる。(6月6日)


◆NHKがインターネット配信の実施基準で認められていないBS(衛星放送)番組配信の予算約九億円を2023年度予算に計上していた問題で、NHKの根本拓也理事は7日、総務省の有識者会議に出席し、「一連の内部手続きが不適切だった。大変申し訳ない」と謝罪した。(6月8日)


◆日本芸能従事者協会は8日、人工知能(AI)に関し、クリエーターらに実施したアンケートの最終結果を公表した。「(AIの普及で)契約を切られた」「作品を盗まないで」といった声や、開発段階からの規制を求める意見が目立った。協会は内閣府や文化庁などに対し、法整備などを要望している。(6月8日)


◆鹿児島読売テレビ(KYT、鹿児島市)が2月に放送した情報番組で、タマネギの糖度の数値を改ざんして放送していたことがわかった。砂糖水の測定値をタマネギの糖度として紹介したほか、新タマネギの測定時には水を加えて薄め、数値を低くしていた。(6月14日)


◆フリーランスや小規模な団体で活動するアーティストらを支えようと、都などは10月、「東京芸術文化相談サポートセンター」を開設する。弁護士や税理士ら外部の専門家とも連携し、相談や情報提供の窓口をオンラインを中心に設置する。発足を前に6月27日、プレオープンイベントを開催する。(6月19日)


◆2022年度に休日のインターネットの平均利用時間がテレビの視聴時間を初めて上回ったことが、情報通信メディアの利用状況に関する総務省の調査で23日分かった。ネットの187分に対してテレビは182分にとどまった。(6月23日)
◆NHKは27日、2022年度決算を発表した。事業収入は前年度比0.6%減の6965億円。その大半を占める受信料収入は受信契約総数が11万件減少したことなどで、同1.1%減の6725億円となった。(6月27日)